研究課題/領域番号 |
26770033
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 駒澤大学 (2015-2017) 東京大学 (2014) |
研究代表者 |
高山 大毅 駒澤大学, 文学部, 講師 (00727539)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 中国認識 / 近世日本思想 / 朱舜水 / 本居宣長 / 古賀トウ庵 / 荻生徂徠 / 江戸儒学 / 国学 / 林鵞峰 / 儒礼 / 桜 / 問答体 / 水戸徳川家 / 対外認識 / 徂徠学 / 古文辞 / 日本思想史 / 儒学 / 漢文学 |
研究成果の概要 |
本研究では、以下の事柄が明らかになった。(1)古代中国と明代中国の違いに江戸期の学者は自覚的であり、明代文化の受容の際には、明代の学芸の「復古」的な手法を選択的に摂取していることがある。(2)18世紀には、徂徠学などの「復古」的な思想により、後代の中国に対する評価は下がる。また、「人情」理解と人柄の柔和さを重視する思潮がこの時期に広く見られ、本居宣長の「漢心」批判もこのような思想の流れに連なっている。(3)古賀トウ庵は、「武」を重視し、文弱である中国よりも、「武」に秀でた満洲人などを高く評価する。トウ庵は、古代中国をもはや理想時代と考えておらず、「復古」思想からも脱却している。
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