研究課題/領域番号 |
26770118
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮崎 麻子 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 准教授 (60724763)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 記憶 / 想起 / ドイツ現代文学 / 東ドイツ / ホロコースト / 想起の文学 / 文化的記憶 / 想起の文化 / ホロコースト文学 / 記憶文学 / 歴史 / 物語 / 現代文学 / 亡命 / 多言語 |
研究成果の概要 |
ドイツ語文学における「記憶」というテーマに関して、資料を収集し、複数の論点を提示していく成果を発表することができた。「言語の記憶」という論点から出発し、その成果となるドイツ語論文が「Zeitschrift fuer interkulturelle Germanistik 文化を超えるドイツ文学」誌に掲載された。そして論点を拡大し、歴史的出来事の記憶や過ぎ去った時代・消滅した国家の記憶について文学の言説を比較しながら分析した。その成果は三つの国際学会と一つの国内学会での口頭発表、および三篇の日本語論文と一篇のドイツ語論文(論集のうちの一章)で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果は、内容的にはドイツ現代文学の分野と、学際的な記憶をめぐる文化研究(Cultural Memory Studies)の交差する領域の業績といえる。ドイツ現代文学の観点から、記憶の文化をめぐって複数の論点を指摘したり深化させたりした。 また、学際的な国際学会に参加し(フィンランド、ポルトガル、韓国)、口頭発表や議論を行ったことで、内容的に視野を広げただけでなく研究交流のネットワークも広げることができた。
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