研究課題/領域番号 |
26770123
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
深井 陽介 東海大学, 国際教育センター, 准教授 (60623410)
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研究協力者 |
ミシェル ミュラ パリ第4大学, 文学部フランス文学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 近代フランス文学 / ランボー / 第一次ロマン派 / 主体 / 自伝 / ロマン派 / ミュッセ / ユゴー / ラマルチーヌ / 抒情性 / ポリフォニー |
研究成果の概要 |
本研究を行った結果、第一次ロマン派(ユゴー・ラマルチーヌ・ミュッセ)の文学作品中に現れる「私」の特徴が明らかになり、また後の時代のランボーにおける主体性と深くかかわっていることが明らかになった。例えば、ミュッセの『世紀児の告白』とランボー『地獄の季節』は、記憶、夢、錯乱、狂気、主人公の多重人格性や内的葛藤という共通テーマを有しており、多くの類似点があることが明らかになった。ユゴー、ラマルチーヌの作品にもランボーにつながる抒情的主体性があり、近年研究の少なかった第一次ロマン派とランボーの関係性がより鮮明に明確になり、19世紀フランス文学における「主体」の意義が明らかになった。
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