研究課題/領域番号 |
26770135
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
野元 裕樹 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (10589245)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 態 / 所与性 / 情報構造 / マレー語 / 動作主 / 接語重複 / バリ語 / コーパス / 類別詞 / 数 / ベトナム語 / 定性 / 特定性 / 辞書 |
研究成果の概要 |
数の仕組みとその文法・情報構造との連関については、主に、それを研究するためのコーパスへの情報付与を行った。具体的には、マレー語・インドネシア語の大規模ウェブコーパスに形態情報を付与した。 数の仕組みについては、ベトナム語・日本語・マレー語で類別詞が生起しない環境にある程度の共通点が見られることを確認した。 文法・情報構造については、マレー語の動作主の異なる受動文の下位タイプその違いが受動動詞句の表す事象の所与性の違いであると主張した。また、古典マレー語・バリ語について、受動文動作主が二度表現される下位タイプは、接語重複であると主張した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マレー・インドネシア語の大規模コーパスへの形態情報に関連して構築した、コーパス検索システムMALINDO Concは、研究だけでなく、言語学習にも利用することができる。また、形態情報辞書MALINDO Morphは、マレー・インドネシア語で初めての形態辞書であり、言語ツールの開発に有用である。 受動文を接語重複として分析する提案はなされていたが、忘れられている。本研究では、その明確な証拠を提示した。
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