研究課題/領域番号 |
26770137
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
海老原 志穂 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (30511266)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 記述言語学 / 地理言語学 / 比較言語学 / チベット語方言学 / フィールドワーク / 危機言語(方言) / 中国 / インド / アムド / ラダック / アムド方言 / 西部古方言 / 西部方言 / 文法記述 / 証拠性 / 危機言語 (方言) / 少数民族 |
研究成果の概要 |
本研究では、まず、チベット語東西方言の現地調査を行い、これらの方言に関する音韻、文法の記述を進め、論文 (名詞句、使役、証拠性、民俗語彙、複文、ことわざの形式等)、文法書、言語教材として公表した。これらの現地で得られたデータと二次資料を用いて言語地図を作成し、語彙とチベット語に特有の文法現象についての形式の分布と各形式の歴史的な変遷や、東西方言の共通性について考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で行った、チベット語の東西方言の音韻、文法の記述は、未記述方言に関する言語学的基礎データとして、類型論をはじめとする言語学の諸分野に寄与する。共時的なチベット語の各方言と、各時代の文献を用いた比較言語学的な研究は、チベット語学のみならず、言語変化のモデルを提示するものとして一般言語学にも示唆を与えるものである。 学術論文、文法書の出版のみならず、研究成果の現地還元を目指し、チベット語言語教材として、絵合せカルタ、及び、絵本の作成も行った。今後はこれらの教材の活用・改善も継続的に行っていきたい。
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