研究課題/領域番号 |
26770179
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高木 ひとみ 名古屋大学, 国際機構, 特任准教授 (90420364)
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研究協力者 |
平井 達也 立命館アジア太平洋大学
Eland Alisa ミネソタ大学
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 多文化間アプローチ / 多文化理解 / 多文化間コミュニケーション / 留学生教育 / グループ・アプローチ / 多文化間共修 / 関係調整能力 / 教育プログラム / グループアプローチ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、大学院留学生を主たる研究の対象として、1)研究活動を促進する上で障壁となっている日本固有の学術文化および研究交流上の課題を明らかにし、2)留学生および一般学生が国際共同研究を推進する上で求められる「多文化間調整能力」の向上をはかる教育プログラムを開発し、3)同プログラムの分析・評価を進めることで、その総合的な知見を獲得することにあった。オーストラリア、アメリカにおける大学の取り組みについて調査、国内で学んでいる留学生へのインタビューを実施した。その結果、多文化間グループアプローチを活用したディスカッション形式が有効であることが明らかになり、プログラム開発、実践、検証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、特に留学生が日本において学業・研究生活を送る上で、日本の文化及び多文化理解を深め、多文化間調整能力を高めるための教育支援の方法の一つとして、多文化間グループアプローチが有効であることが明らかになり、本研究により、必要とされる教育プログラムが開発され、より多くの教育現場において実践が可能となった点である。社会的意義は、本研究により、学生の多文化間における調整能力や、文化背景の異なる学生間の学びを深めるために、多文化間共修の環境をより多くの教育現場で提供することの重要性が確認され、その方法論が開発されたことによって、より多くの教育場面において応用が可能となったという点である。
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