研究課題/領域番号 |
26770225
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 名桜大学 |
研究代表者 |
屋良 健一郎 名桜大学, 国際学部, 上級准教授 (40710158)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 古文書 / 家譜 / 漂着 / 交易 / 琉球 / 史料調査 / 種子島 / 日本史 |
研究成果の概要 |
本研究は、中世・近世の種子島およびその領主であった種子島氏と他地域との交流を明らかにすることで、日本の歴史における種子島の位置づけを考察するものである。本研究の主な研究成果としては、種子島と琉球との交流の一端を示した点にある。近世の薩摩藩において琉球との交渉を担当する立場に種子島家当主が就いていたという政治的な状況に加え、薩摩・琉球間を往来する船に種子島船が使用されていたという流通面での状況、琉球の漂着船が着きやすいという地理的状況が背景にあり、「鎖国」下で海外との交流が限定されていた近世日本において、種子島は比較的多く「異国」琉球との交流が確認される地であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、種子島所在の様々な史料を調査し、その一部を紹介できたことである。従来の研究では活字化・刊行されていた「種子島家譜」(種子島家が編纂)が主として用いられてきたが、本研究で調査した史料を用いることで、「種子島家譜」だけからは見えてこない事柄、たとえば家臣や島の人々の動向などを知ることができ、種子島の歴史や種子島と島の外との交流の在り方をより詳しく解明することが可能となろう。種子島所在の様々な史料を調査・活用した本研究の成果は、今後、種子島の人々が郷土の歴史を知る上でも何らかの役に立つものと考える。
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