研究課題/領域番号 |
26770227
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 大阪経済法科大学 (2015-2018) 慶應義塾大学 (2014) |
研究代表者 |
林 英一 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (20724206)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 残留日本兵 / 横井庄一 / 小野田寛郎 / 中村輝夫 / インドネシア / ベトナム / 帝国日本 / 戦後日本 / 日清戦争 / 日露戦争 / アジア・太平洋戦争 / 第一次インドシナ戦争 / インドネシア独立戦争 / ベトナム戦争 / 日系人 / 大日本帝国崩壊 / 冷戦 / 傭兵 / 東南アジア / ラオス / 荘百バン / 国軍中心史観 / 戦争体験 / アジア認識 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、第二次世界大戦後にアジア各地に発生した残留日本兵とその家族の戦後史を虚像と実像の両面から明らかにしたことにある。 彼らへの聞き取り調査、文献調査によって、残留日本兵とその家族の生きられた歴史を再構成することによって、上記の語りのなかに登場する「戦争犠牲者」、「英雄」といったイメージとは異なる実像を明らかにすることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後70余年が経過しているが、我が国における先の大戦の総括はいまだ十分になされているとはいえない。 こうしたなか、敗戦と帝国の解体によって行き場を失った残留日本兵とその家族たちの小さな歴史を明らかにすることには、先の大戦、戦後日本とは何だったのかを議論していく際の視点と材料を提供するという意義があると考えられる。 帝国が折りたたまれていく過程で、その周縁を生きた彼らの歴史的経験は、人口減少によって縮小していく日本社会のなかで生きる私たちにとっての関心事であり続けるだろう。
|