研究課題/領域番号 |
26770249
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
飯山 知保 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (20549513)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 先塋碑 / 14-19世紀 / 華北社会 / モンゴル時代 / 華北 / 碑刻慣習 / アイデンティティ / 宗族 / 碑刻 / 金元時代 / 10-19世紀 / モンゴル支配 / 元明交替 / 中国華北 / 社会史 / 系譜伝承 / 社会変動 |
研究成果の概要 |
先塋碑の分析により、本研究は次のような、当該時期華北における宗族のあり方の諸相を明らかにした。すなわち、在地有力者層の顔ぶれは変わったものの、大部分の婚姻は地域内で行われ、複数の傍系親族を取り込んだ大規模宗族に発展することはなかった。モンゴル支配下においては、「根脚」の原則により、モンゴルとの世代を越えた主従関係の維持が、家系の政治的地位を維持する関鍵であった。このため、最も政治的に成功した諸家系では、同様な政治力を持つ同僚の家系と、地域を越えて婚姻関係を取り結ぶことがあった。しかし、この場合でも、根脚の恩恵を受けない族人たちは、同一地域内での婚姻関係の維持に終始した。
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