研究課題/領域番号 |
26770260
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
光田 達矢 慶應義塾大学, 経済学部(日吉), 講師 (90549841)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 食 / 動物 / ドイツ / 食肉検査 / 感染症 / 獣医学 / 西洋史 / ドイツ史 / 科学 / 農業 / 病気 / 食肉 / 歴史 / 医学 / せん毛虫 / 牛結核 / 肉屋 / 健康 |
研究成果の概要 |
本研究は、「科学」が「食」に介入するようになった歴史的現象を、ドイツにおける獣医学の台頭と食肉検査体制の成立を関連付けながら明らかにしたものである。19世紀半ばまでの検査は、医学の監視のもと肉屋が行うのが慣例となっており、消費者が自ら食中毒から身を守ることが期待されていた。実施する自治体の間にも温度差があり、規則も全国的に統一されていなかった。ところが、人獣共通感染症を危惧するようになると、状況は一変する。獣医学者が専門家集団として影響力を持つようになると、肉屋・人医・消費者を排除することで、公共と場を中心とする検査体制が1880年代に全国的に確立し、その後、世界に輸出されていった。
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