研究課題/領域番号 |
26770291
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
|
研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
嶺崎 寛子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (50632775)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | アフマディーヤ / ディアスポラ社会 / ジェンダー / マイノリティ / イスラーム / 国際移動 / 移民 / 越境 / アイデンティティ / グローバル化 / 国際移動・移民 / 文化人類学 / 移動・越境 |
研究成果の概要 |
本課題研究期間を通じて、本国パキスタン、本部のあるイギリス、居住者の多いカナダなどを調査し、教団のネットワークの実際と人の国際移動の流れ等について、史資料収集およびインタビュー調査等を通じて、立体的かつ動態的な実像をつかむことができた。 ディアスポラ状況における複層的なアイデンティティとジェンダーの問題は、グローバル化の影響を受けた極めて現代的な現象であるという観点から、本研究では背景と実態の把握を行った。その際にはディアスポラ移民女性のライフコース選択に焦点を当て、トランスナショナリティやグローバル化、ディアスポラ社会における宗教とジェンダーについて、研究を順調に積み上げることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は3点ある。1点は国や地域を限定することなく、ディアスポラの移民とその移動を広域に見ることを可能にした点。2点目は、結婚や進学、言語取得のための移住など、労働のための国際移動ではない、今まであまり分析されてこなかった女性の移動を分析することで、ジェンダー研究における移動研究を一層進展させたこと。3点目は、異端宣告をされた少数派を研究することで、イスラーム研究の幅と領域を広げたことである。
|