研究課題/領域番号 |
26780147
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
村尾 徹士 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (00645004)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 規制緩和 / 生産性成長 / イノベーション / 産業動学 / 企業動学 / 内生的成長モデル |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,企業規模分布が内生的に生じるシュンペータ型経済成長モデルを用いて,参入規制緩和が生産性成長率に与える影響を検討することである.既存研究では「参入規制の緩和は資源再配分を促進することを通じてマクロ生産性(成長率)を増加させる」とされてきた.そこで本研究では,2種類の再配分効果の両方を含むフレームワークを用いて参入規制緩和と生産性成長率の関係を明らかにした.主要な結論として,参入規制の緩和はこれら2種類の再配分効果に逆向きの影響を与えることが分かった.その結果,日本では限界的な参入規制緩和がマクロ生産性成長率を高める一方で,デンマークでは逆に低下させることが明らかになった.
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