研究課題/領域番号 |
26780310
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
五味 郁子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (80363852)
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研究協力者 |
鳥羽 麻比
田村 純
成田 慎一
斉田 聖子
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 地域在住高齢者 / 食生活 / 人づきあい / おすそわけ / Webシステム / 低栄養予防 / 介護予防 / 地域サービス / 地域資源サービス / 地域高齢者 / 要支援高齢者 |
研究成果の概要 |
地域包括ケアシステムのなかで地域高齢者が自立した食生活を継続するには、低栄養を見据えつつも、より上流で、潜在的な食生活のリスクを拾い上げる仕組みが必要である。そこで、自立した食生活の支援Webシステムとして「食生活サポートナビ」のリニューアルを行った。地域高齢者を対象に実施した調査データをもとに、食品摂取の多様性得点と有意な関連が認められた「ひとづきあい」や「おすそわけ」を含む6項目が食生活チェックに採用された。食生活サポートネットワークの構築には、地域のサービス等の連携とともに、地域高齢者の潜在的な食生活リスクや困りごとのスムーズな受け皿が必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の自立した食生活の支援は、低栄養予防と厳密には異なる点に本研究は注目した。地域包括ケアシステムは地域の現状をふまえて構築するとされており、本研究が地域高齢者を対象に実施した調査結果をもとに食生活チェック項目を開発したことは、社会実装的な意義があると言える。特に、地域包括ケアシステムにおいてキーとされる人づきあいや互助の要素が自立した食生活に関連することが明らかになったことは注目に値する結果と言える。食生活サポートナビは、フレイルチェックなど他の介護予防スクリーニングとあわせて、今後、活用が期待される。
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