研究課題/領域番号 |
26780347
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
尾崎 由佳 東洋大学, 社会学部, 准教授 (50459434)
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研究協力者 |
沓澤 岳
倉矢 匠
金子 迪大
湊 麻由佳
後藤 崇志
小林 麻衣
ホフマン ウィルヘルム
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 社会的認知・感情 / 自己制御 / セルフコントロール / 態度・信念 / 社会的認知 / 目標過程 / 社会心理学 / 自己統制 |
研究成果の概要 |
本研究は、①自己コントロールの日常的実態と心理メカニズムを明らかにすること、②自己コントロール・トレーニングの新たな方法を開発することを目的として、経験サンプリング調査(2回)とフィールド実験(5回)を実施した。その結果、日常的な自己コントロールに反作用コントロールが関与していることが示唆されたが、その知見にもとづいた有効なトレーニング法を開発するまでには至らなかった。ただし、衝動抑制を反復するトレーニングについては、その有効性が複数の実験によって確認された。自己コントロールを向上させる方法の開発にむけて、実用的な示唆と今後の研究の方向性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己コントロール・トレーニングの研究文脈においては、「なぜトレーニングを反復することが効果をもたらすのか」という重要な問題について、これまで議論および検証が不十分であった。本研究は、トレーニングが効果をもたらすメカニズムに関与しうる要因を特定し、その検証を行った点において学術的な意義が大きい。 また、現代社会における自己コントロールへの注目およびニーズは高まっており、その向上を願う人々に有効な手段を提案できるという点において、社会的意義のある試みであると言える。
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