研究課題
若手研究(B)
視覚系は物体表面色が取りうる最大輝度分布と照明光の関係の物理特性を経験的に獲得して色知覚に適用しているという仮説に対して,知覚的・経験的・物理的な物体色最大輝度を比較する方法により検証をこころみた.その結果,知覚的な物体色最大輝度は,物理的な最大輝度であるオプティマルカラーに類似することが示された.これは仮説を支持する結果である.一方で,シーンの構成要素が花や葉などの自然物である場合は,抽象的なシーンよりも知覚的な最大輝度が低くなる結果が表れた.これらの結果を適用して,物体色知覚における照明光推定のための計算モデルの改良をおこなった.
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 4件)
Journal of the Optical Society of America A, Optics and image science
巻: 33 号: 3 ページ: A214-A214
10.1364/josaa.33.00a214