研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,次の2点である。第一に,保護者の社会階層と子育ての関連を明らかにすることである。第二に,その結果生じた差異を,学校・教師はどのように捉えているかという点である。西日本にあるA市の4つの小学校に焦点を当て,(1)家庭での参与観察調査・インタビュー調査と,(2)学校での参与観察調査を実施し,次のようなことを明らかにした。(1)の調査では,子育てにも学校間の差が存在すること,子どものジェンダーが子育てに影響していること,保護者の「格差」の捉え方が,研究者の想定と異なること等が明らかになった。また,(2)の調査でも,教師の「格差」の捉え方が,研究者のそれと異なる可能性が示唆された。
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