研究課題/領域番号 |
26780491
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
宮崎 沙織 群馬大学, 教育学部, 准教授 (90591470)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 環境リテラシー / システムアプローチ / 社会科教育 / 地理教育 / 環境教育 / システム思考 / アメリカ合衆国 / カナダ / 環境学習 / 国際情報交流 / 国際情報交換 |
研究成果の概要 |
アメリカ合衆国や日本の社会科環境リテラシー育成に関わる動向を分析した結果、日本型社会科環境リテラシー育成では、自然環境との調整・共生を目指した市民の育成を中核とすることが重要であることが明らかとなった。そして、①循環と恩恵、②有限性と人間/社会の過剰介入、③調整と共生の三つの概念を導入した人間社会と自然環境との関係性を構造的に読み解き、問題解決を目指した社会構造の在り方を考えることを想定した社会科カリキュラムが必要であることを提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の社会科に環境リテラシー育成の要素を導入することは、「持続可能な社会の構築」の視点を充実させることを意味する。したがって、本研究において日本型の社会科環境リテラシー育成のカリキュラムフレームワークを構想したことは、短絡的な提案や解決ではない地域や社会の状況に応じた環境的課題の解決を志向する実践や、環境教育およびESDを踏まえた教師の社会科のカリキュラム・マネジメントの視点を提供することにつながると考える。
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