研究課題/領域番号 |
26780511
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 琉球大学 (2015-2016) 北海道大学 (2014) |
研究代表者 |
土田 幸男 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 特命助教 (70710119)
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研究協力者 |
関 あゆみ
富永 大悟
宇野 智己
米須 諒
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ワーキングメモリ / 視空間ワーキングメモリ / 視覚注意スパン / 発達性ディスレクシア / ワーキングメモリトレーニング / 事象関連電位 / ERP / 選択的注意 / 視覚的注意 / トレーニング |
研究成果の概要 |
発達性ディスレクシアと関係する視空間ワーキングメモリ(WM)と視覚注意(VA)の訓練効果を,健常成人を対象に検討した。WM訓練によってWMの成績は向上した一方,VAスパン訓練によってVAスパンは改善しなかった。訓練前後の選択的注意課題遂行中の脳波では,標的刺激呈示後200ms付近で惹起するP200成分がWM群で振幅が増大した。この結果は先行研究と一致しており,記憶における初期選択的注意が改善したと考えられる。VAスパンよりWM訓練の方が効果的である可能性が示唆された。視空間機能に弱さを持つ児童に対してもWM訓練はある程度の効果が見られた。WM訓練の実施には訓練の限界を踏まえることが必要である。
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