研究課題/領域番号 |
26780522
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
|
研究機関 | 福山市立大学 (2017-2018) 白鴎大学 (2014-2016) |
研究代表者 |
平野 晋吾 福山市立大学, 教育学部, 准教授 (90571654)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 自閉スペクトラム症 / 生活リズム / 睡眠-覚醒リズム / アセスメント / 介入法 / 睡眠 / アクチグラフ / 認知行動的介入 / 睡眠-覚醒 / アセスメント法 |
研究成果の概要 |
本研究は,生活リズム形成に困難のある自閉スペクトラム症(ASD)児の特性に合った支援を実現するための,アセスメント法及び改善支援法について検討した。主に睡眠-覚醒リズムの形成と学校への登校に困難のある小学生及び中学生への介入によって事例ごとに検討した。総合的なアセスメントの結果,入眠困難や中途覚醒の多さ等,生物学的な背景が想定されるASDに共通する困難が見いだされた。一方で支援においては,アセスメントで明らかになった強みを社会生活上の不安解消や日中の活動を充実させることに活かすことで,睡眠や登校行動に改善がみられることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉スペクトラム症(ASD)児者が睡眠に関連した困難を持ちやすいことは良く知られているが(Richdale, 1999),その一方で改善介入に関する研究不足が指摘されている(Weaver, 2015)。本研究は,事例検討を重ねることで,ASD児一人ひとりとその家庭の実態に即した複数の手法を組合わせて個別支援を行うことにより良い介入効果が期待できることを示唆した。これは最近のメタ分析(Cuomo et al., 2017)を支持する結果といえる。特に,対象児の強みに着目する支援によって,本人や家族の負担の軽減とともに,長期的な視点を持った生活リズム改善のPDCAサイクル構築が期待される。
|