研究課題/領域番号 |
26790048
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
渡邉 信嗣 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 助教 (70455864)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 物理計測・制御 / 走査プローブ顕微鏡 / ナノバイオ / メゾスコピック系 |
研究成果の概要 |
光の回折限界を超える液中ナノ領域で起きている生命現象のありのままを可視化する技術を創出できれば、生命科学に計り知れない進展をもたらすであろう。本研究では、現在の技術では計測困難な、液中環境における柔らかく、かつ脆弱なナノ構造上の現象を高い時空間解像度で捉える技術の開発を目指した。結果としては、先端にナノポアを有するナノピペットを探針とする非侵襲的走査プローブ技術である走査型イオン伝導顕微鏡(SICM)の時空間解像度を従来よりも桁違いに向上する基盤技術の開発に成功した。10nm以下の構造を1秒/画面より高速に撮影可能であり、時間分解能は既存技術の限界を100倍以上更新した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ナノピペットを用いる走査型プローブ顕微鏡、走査型イオン伝導顕微鏡の高速化に取り組み、従来の100倍程度高速でイメージングできる装置を開発した。これを用いて、いくつかのバイオ試料のイメージングを行った。本装置は、生細胞などのダメージに弱いバイオ試料の形状のイメージングやその動態を計測するのに有用であると考えられる。
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