研究課題/領域番号 |
26790049
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
成瀬 延康 北海道大学, 高等教育推進機構, 特任助教 (30350408)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 超高速時間分解電子顕微鏡 / 光励起物性 / 貴金属 / 溶融過程 / 相対論的電子パルス / 原子間ポテンシャル / 原子散乱因子 / レーザー光 / 超高速時間分解電子回折法 / 金属 / 光誘起構造相転移 / 電子回折法 / 光物性 / 非平衡格子系動力学 / 非平衡溶融 |
研究成果の概要 |
物質に強度の強いレーザー光が照射されると融解する。近年まで、レーザー光の照射で物質が融解するのは、レーザー光の吸収により物質が熱くなる影響であると考えられてきた。ところが、半導体の場合には熱的な影響と考えられるよりも早く融解することがあるとの報告が出てきた。この理由は、光により物質の電子が励起されて物質の原子の結合が弱くなり溶融が促進されると考えられている。この仮説が正しければ、光照射後に、原子の電荷の空間分布が時々刻々と変化していることを意味する。本研究は、これを代表的金属である金の溶融過程を実験的に100フェムト秒オーダーで観察し、理論面からこの仮説が金属にも適用できることを見つけた。
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