研究課題/領域番号 |
26790057
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
光工学・光量子科学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
伊藤 哲 静岡大学, 電子工学研究所, 准教授 (70425099)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | スピン / 量子井戸 / 有効磁場 / 交換相互作用 / 正孔 / 重ね合わせ |
研究成果の概要 |
異なる井戸幅を持つGaAs/AlGaAs多重量子井戸において偏光・時間分解PL測定及びポンププローブ測定を極低温で行った.直線偏光でスピン偏極を励起・観測方向に垂直な方向に形成した.スピン偏極度の振動がファラデー配置の1Tの磁場で観測された.この振動はスピン重ねあわせ状態の歳差運動に起因すると考えられ,直線偏光のPL成分の物理的起源が直線偏光によって形成されたスピン偏極であることが分かった.井戸幅の増加により,この偏極の緩和時間は減少した.価電子帯のバンド混合効果がスピン緩和時間に影響していると考えられる.これらの測定結果から直線偏光により正孔スピンの重ね合わせが形成できることが解明された.
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