研究課題
若手研究(B)
本研究では主に、半径の小さい CAT(1)-空間上の確率測度のp重心に関する結果が得られた。CAT(1)-空間とは、曲率が1以下であることを意味する不等式が成り立つ距離空間である。特に、確率測度のp重心の一意存在と、その性質が得られた。これらは非正曲率空間である CAT(0)-空間上で知られていた事実の拡張である。また半径の小さい CAT(1)-空間に値を取る確率変数に対して、確率測度のp重心を用いて定式化される大数の法則が証明できた。
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Calculus of Variations and Partial Differential Equations
巻: 57 号: 2
10.1007/s00526-018-1310-5
Tsukuba Journal of Mathematics
巻: 印刷中
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~takumiy/