研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光観測によって宇宙誕生時の急激な加速膨張をもたらすとするインフレーションの証拠を渦状の偏光パターン「Bモード」として見つけるために必要な偏光角度較正の精度向上である。そのために、強く偏光した天体について偏光特性理解を深めることにより、次世代実験の較正基準とすることを目指した。大量の測定データから高い統計精度の偏光マップが得られ、論文として出版されたが、無視できない系統誤差があることも判明し、それを低減していくことが今後必要である。さらに、次世代多波長Tau A観測のための準備研究も進め、近く観測が実現される見込みである。
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