研究課題
若手研究(B)
重力の逆二乗則および等価原理の検証に向け、地球重力場中で量子化した超冷中性子の位置分布の測定のための極めて高い位置分解能を持つ中性子検出器の開発を行って来た。LiNO3を微粒子原子核乳剤中に添加した検出器を試作し、熱・冷中性子を照射し、6Liによる中性子吸収反応を実際に確認できた。位置分解能は既存の検出器よりも一桁近く良い約0.5μmと判明した。そして期待した検出効率が得られた。次に10nmの10B膜に微粒子原子核乳剤を塗布した検出器を試作した。この検出器では原理的に数10nmの位置分解能が得られる。試作した検出器に冷中性子を照射し、実際に吸収反応を確認した。現在10B膜の安定化を行っている。
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日本写真学会誌
巻: 78 (4) ページ: 239-242