研究課題/領域番号 |
26800147
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 秋田大学 (2015) 慶應義塾大学 (2014) |
研究代表者 |
三角 樹弘 秋田大学, 工学資源学研究科, 講師 (80715152)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | QCD / 格子理論 / 有限温度 / 中心対称性 / ソリトン / インスタントン / 摂動計算 / Resurgence / 非可換ゲージ理論 / 閉じ込め / カイラル対称性 / 相構造 |
研究成果の概要 |
素粒子物理においては未だに解析が困難な非摂動領域と呼ばれるパラメータ領域が存在し、この解析の成功なくしては真の素粒子現象の理解は得られない。本研究では、新しく開発された解析法に基づいて、素粒子物理におけるいくつかの課題の解決を目指す。具体的には、格子Z3-QCD模型という理論を用いて原子核を構成する原因となる「閉じ込め現象」と物質に質量を与える原因となる「カイラル対称性の破れ」という2つの現象が強く結びついていることを示した。また、Adjoint QCDという理論を特殊な空間上で解析することで、Bion閉じ込めという近年提唱された閉じ込め機構が現実の世界でも実現する可能性を示した。
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