研究課題/領域番号 |
26800162
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
鍜治 怜奈 北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (40640751)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 量子ナノ構造 / 正孔スピン / g因子 / スピン初期化技術 / 価電子帯混合 |
研究成果の概要 |
超微細相互作用によるスピン緩和を受けにくく,電子より長いコヒーレンスが期待される重い正孔スピンに着目し,スピン操作の鍵となるg因子制御とスピンダイナミクスの検出手法の開発に着手した. まず,正孔g因子とスピンコヒーレンスに影響を及ぼす価電子帯混合に注目し,外部歪みによる制御デバイス作製に着手すると共に,単一量子リング試料を用いて,歪み誘起価電子帯混合と正孔g因子の相関を実験的に調べた.また,現行の時間分解カー回転測定系の検出感度向上に努めて,負のトリオン生成ダイナミクスに関する知見を得たことに加え,ハンル測定を単一量子ドットに適用し,光誘起核スピン分極に起因するハンルカーブの異常を観測した.
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