研究課題/領域番号 |
26800253
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
望月 崇 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 気候変動リスク情報創生プロジェクトチーム, 主任研究員 (00450776)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 気候予測 / 気候モデリング / データ同化 / 大気海洋相互作用 / 地球温暖化 / 大洋間相互作用 / 太平洋十年規模振動 / 大西洋数十年規模振動 / 太平洋十年振動 / エルニーニョ現象 |
研究成果の概要 |
温暖化傾向の十年規模変調について,数年規模の大気海洋変動に注目しながらプロセス理解を深めた。2000年代の温暖化傾向の変調(昇温トレンド弱化)にまつわる観測的特徴として,他の年代には見られないような,赤道太平洋における数年規模での暖水の東方伝播停滞があるが,その予測は一般に難しい。気候モデルの感度実験によれば,熱帯大西洋の大気海洋変動と深く関わるような貿易風変動の果たす役割は大きい。強い貿易風は西太平洋で暖水の東方伝播を妨げるよう働き,同時に,南北半球側のいずれにも生じる高気圧偏差が太平洋低緯度の赤道外に水温上昇を招いて,その西方伝播を通じて西太平洋での昇温を強めるように働くことがわかった。
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