研究課題/領域番号 |
26800270
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
層位・古生物学
|
研究機関 | 大阪市立自然史博物館 |
研究代表者 |
林 昭次 大阪市立自然史博物館, 学芸課, 学芸員 (60708139)
|
研究協力者 |
佐藤 たまき 東京学芸大学, 教育学部, 准教授
中島 保寿 東京大学, 大気海洋研究所, 研究員
サンダー マーティン ボン大学, 古生物学部, 教授
フサイヤ アレクサンドラ パリ大学, 研究員
ウィンリッチ タンニャ ボン大学, 古生物学部
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 化石 / 系統 / 進化 / 骨内部組織 / 海生爬虫類 / 水生適応 / 首長竜類 / 遊泳能力 / 淡水生 / 骨密度 / 系統進化 / 世界最古 / K戦略 / 内温性 |
研究成果の概要 |
首長竜類は中生代の海生爬虫類の中で最も多様化した仲間である。これまでは、他の海生脊椎動物のように首長竜類の骨組織が海綿化することで、高速遊泳に適応していたと考えられていた。しかし、系統進化に伴って首長竜類の骨組織を観察した本研究で、その進化はより複雑なものであることが明らかになった。また、四肢骨内部に見られる成長停止線を観察すると、生後一年で成体の70%ほどの大きさになり、成体まで4~6年で急成長することが明らかになった。このような急激な成長は内温動物でしか観察されないため、首長竜類も内温動物であった可能性が高く、内温性への進化は外洋域への適応と関連していた可能性が本研究によって指摘できた。
|