研究課題
若手研究(B)
宇宙や核融合装置などで観測される磁場閉じ込めプラズマでは、密度・温度勾配を駆動源とする不安定性が存在し、それにより生じた揺動は乱流を作り出す。本研究では、質量の重いイオンの運動に起因する長波長の乱流と、質量の軽い電子の運動に起因する極短波長の乱流が共存する際に、両者の間で相互作用が存在することを明らかにした。これら大きくスケールの異なる乱流(マルチスケールプラズマ乱流)を数値シミュレーションに基づき詳しく解析し、乱流混合や電子の運動論的応答により、イオンと電子の中間的なスケールの構造(サブイオンスケール構造)が形成され、それを介して両スケールの乱流が相互作用するという物理機構を解明した。
すべて 2017 2016 2015 2014 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 謝辞記載あり 6件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (31件) (うち国際学会 6件、 招待講演 6件) 備考 (2件)
Nuclear Fusion
巻: 印刷中
Plasma and Fusion Research
巻: 11 号: 0 ページ: 2403011-2403011
10.1585/pfr.11.2403011
130005395311
Physical Review Letters
巻: 114 号: 25 ページ: 255002-255002
10.1103/physrevlett.114.255002
Parallel Computing
巻: 49 ページ: 1-12
10.1016/j.parco.2015.06.001
プラズマ・核融合学会誌
巻: 91 ページ: 589-596
110010016663
RIST NEWS
巻: 57 ページ: 15-23
http://www.p.phys.nagoya-u.ac.jp/~smaeyama/
http://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/view/html/100008165_ja.html