研究課題/領域番号 |
26810041
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
HU SHAOWEI 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 基礎科学特別研究員 (30713036)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | C-C bond cleavage / titanium polyhydride / aromatic hydrocarbons / benzene / Ti polyhydride |
研究成果の概要 |
遷移金属による炭素-炭素(C-C)結合の切断反応は、石油やバイオマスなどの天然資源からガソリンや基礎化学品などを作る際に極めて重要な反応である。しかし、C-C結合は非常に安定で、様々な反応条件下で反応性に乏しい。今回我々は、常温下で三核チタンポリヒドリド錯体がベンゼンのC-C結合の切断と骨格変換反応を起こすことを見出した。反応機構に関する理論計算の結果、3つのチタン金属が互いに協力し合って炭素-炭素結合の切断に働いていることを明らかにした。我々の結果は、多核チタンヒドリド錯体が安定な芳香環活性化のためのユニークなプラットフォームとして機能しうることを示唆している。
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