研究課題/領域番号 |
26820020
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
青野 祐子 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 助教 (20610033)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 表面処理 / レーザ改質 / 微細流路 / 液滴自己輸送 / 濡れ性 / レーザ加工 / 液滴制御 |
研究成果の概要 |
本研究では,シランカップリング剤により疎水化された石英基板表面にレーザを照射することにより,濡れ性を選択的,局所的に改質することに成功した.水接触角は約40から100°に分布し,その際の基板の形状やあらさ変化,光学特性変化は見られなかった.この改質はレーザの熱影響による表面官能基の脱離,分解であることを明らかにした.また,基板表面に残留した官能基の量と水接触角には相関が見られた. 濡れ性の局所改質を利用し,表面流路を形成した.これは疎水性の表面の一部を親水化し,その部分を疑似的に流路とする技術である.さらに,段階的に濡れ性を変えることで,この表面流路に液滴の自己輸送能力を付与することに成功した.
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