研究課題/領域番号 |
26820042
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
津田 伸一 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00466244)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 量子性 / 水素 / 気泡核 / キャビテーション / 液体水素 / 気泡初生 |
研究成果の概要 |
液体水素の量子性(水素を構成する原子核の位置と運動量が一意には定まらないという性質)が,気泡の初生速度(発泡のしやすさ)へ及ぼす影響を明らかにすることを目的として,液体水素の状態を分子レベルで再現するシミュレーションを実施した.その結果,本シミュレーションならびに既往の理論から,(1)水素の量子性は,マクロな観点(熱力学的な観点)で評価すると,気泡の初生速度を5~10桁程度下げる作用があること,(2)水素の量子性はミクロな観点(分子論の観点)では分子の大きさを見かけ上大きくする効果があり,この効果が(1)の結果をもたらす一因であること,の二点がわかった.
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