研究課題
若手研究(B)
高性能触媒を用いた有用化成品や機能性材料の合成は我々の生活を根幹から支える基幹技術であり、それらのさらなる革新は今後も重要な課題である。本研究では酸化ジルコニウムあるいは酸化セリウムに担持したルテニウム触媒が、アルキンへの付加反応を経由する複素環化合物構築反応に有効であることを明らかにした。芳香族カルボン酸との付加環化反応によりフタリド誘導体が、アルデヒド、一酸化炭素との付加環化反応によりγ-ヒドロキシブテノリド誘導体がそれぞれ高収率で得られた。これらの担持触媒はいずれの反応後も容易に回収・再利用できこれらの触媒系が優れた環境調和性能を示すことも明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 謝辞記載あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件)
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