研究課題/領域番号 |
26820412
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 北里大学 (2016-2017) 国立研究開発法人理化学研究所 (2014-2015) |
研究代表者 |
前山 拓哉 北里大学, 理学部, 助教 (70612125)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ゲル線量計 / フリッケゲル / ナノクレイ / MRI / 重粒子線 / 線量分布測定 / ナノコンポジットゲル / LET依存性 / フリッケ線量計 / 三次元線量分布 / LET効果 / 重粒子線治療 / 放射線化学 / 水溶液線量計 |
研究成果の概要 |
少量の水分散ナノクレイ(2wt%)のみをゲル化剤とし鉄イオンを加えることで作られるチキソトロピックゲル線量計を開発した。この線量計はナノサイズの高い吸着機能により、ゲルへの放射線照射によって生じる生成物の分布が保存され、三次元的な線量分布を評価できる。特に、重粒子線用のゲル線量計として機能する唯一の三次元線量計である。従来のフリッケゲル線量計に対して、放射線誘起の反応メカニズムは大きく異なっており、クレイゲル中では水和電子による鉄の還元反応が進行することで、LET非依存の感度特性を有することが明らかになった。その他にも、適したラジカル捕捉剤の添加によるLET依存性の変化の結果も得ることできた。
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