研究課題/領域番号 |
26830036
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
山本 圭一 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 後期臨床研究医 (90623257)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 認知症 / アルツハイマー病 / MCI / アルブミン / 銅 / バイオマーカー |
研究実績の概要 |
アルツハイマー病発症前段階からの治療介入を目指して、その段階を血液で簡単に測定できるバイオマーカーを探索した。 以前、我々はアルツハイマー病患者では血清中のアルブミンがAβと結合しにくくなり、脳でも同様のことが起こっていると考えられ、脳内Aβがアルブミンに結合して輸送されず蓄積すると報告した(Geriatr Gerontol Int. 14: 716-723: 2014)。 今回、アルブミンがAβと結合しにくくなっている理由として、①老人斑中にCuが多い(Journal of the Neurological Sciences 158: 47-52: 1998)、②CuはAβと結合し凝集させやすい(Br J Pharmacol. 163: 211-219: 2011)、③アルブミンは元々Cuと結合しやすい、の3つの理由から、アルツハイマー病患者ではアルブミンがCuと結合しにくくなり、アルブミン-Cu-Aβ複合体ができず、Cu-Aβ複合体が多くなり、それは凝集し、老人斑として脳内に沈着するとの仮説をたてた。 そこで、当院に通院する患者の銅親和性アルブミンの濃度を測定したが、非認知症群>軽度認知症群>アルツハイマー病群の順に低下することが分かった。 以上の研究成果を、平成27年度の日本神経学会総会にて発表した。 今後、対象患者数、対象疾患を増やして検証する予定であったが、大学を退職したため、研究を中断した。
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