研究課題
若手研究(B)
神経細胞は高度に極性化した細胞であり、1本の軸索と複数の樹状突起を形成する。しかしながら、神経細胞がいかにして極性を獲得し維持するか、その分子機序は未だ限定的なものであった。我々は、神経栄養因子NT-3の局所活性に応答して、軸索から長距離Ca2+伝播が引き起こされ、CaMKIが活性化することを見出した。さらに、リン酸化プロテオミクスによりCaMKIの新規基質としてRhoAの活性化因子RhoGEFを同定した。以上の結果より、長距離Ca2+伝播を介してCaMKI/Rho GEF/RhoA/Rho-kinase経路が複数の軸索形成を抑制することで樹状突起への運命決定を制御している可能性が示唆された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 3件) 備考 (2件)
Physiol Rev
巻: 95 号: 3 ページ: 995-1024
10.1152/physrev.00025.2014
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/Yakuri/index.htm
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/Yakuri/