研究課題
若手研究(B)
本研究は、腸管ポリープを自然発症するApc変異を含む複合変異マウスを用いて、大腸がんの発生・進展における免疫―神経系の関与について検討した。タモキシフェン投与により複合変異マウスの腸上皮特異的にMyD88欠失を誘導したところ、腸管腫瘍数の減少がみられた。次に、神経系因子のうち5つのneuropeptidesについては、サイトカイン刺激により発現が変動し、腸管腫瘍形成への寄与が期待される結果が得られた。これらの結果は、免疫―神経系が大腸がんの発生・進展に関与する可能性を示唆する。
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