研究課題
若手研究(B)
白血病性幹細胞を標的とした細胞免疫療法の確立を目的に、高機能改良型ベクターでWT1を特異的に認識するT細胞受容体(TCR)遺伝子を遺伝子導入した細胞傷害性ヒトTリンパ球(CTL)を用いた研究を続けている。本研究では、WT1を標的とする人工CTLは細胞周期非依存性に白血病細胞を傷害でき、ヒト白血病細胞移植NOGマウスに対する人工CTL治療モデルで継代移植による白血病の誘導が抑制され、白血病性幹細胞を制御できる可能性が示された。さらにWT1-TCR発現CD4陽性T細胞はWT1-TCR-CD8陽性CTLの白血病細胞への集積/遊走を誘導し、細胞傷害性を増強させることが示された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)
Leukemia
巻: 29(12) 号: 12 ページ: 2393-2401
10.1038/leu.2015.155