研究課題/領域番号 |
26830127
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ゲノム生物学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
相原 仁 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (80587717)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | エピゲノム / ヒストン修飾 / 転写制御 / エピジェネティクス / リン酸化 / ユビキチン化 / 生殖細胞 / 癌化 |
研究成果の概要 |
ヒストン修飾酵素や修飾部位の変異がエピゲノム情報を攪乱し、癌化の要因になることが近年明らかにされつつある。本研究は、ヒストンH2AのC末端部分のリン酸化およびユビキチン化修飾のクロストークによる転写制御の破綻によって、細胞の癌化や生殖細胞の増殖異常・不妊が引き起こされるという仮説を証明することが最終目標である。VRK1によるH2Aのリン酸化がサイクリンD1の発現を正に制御し、この制御不全が癌化の引き金になることを証明した。さらに、腫瘍形成能を有するリン酸化およびユビキチン化部位のミスセンス変異を同定した。以上の結果は、癌エピゲノム研究分野に貢献できうる基礎的知見となることが期待される。
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