研究課題
若手研究(B)
脂肪細胞の分化過程でクエン酸回路のα-ケトグルタル酸を合成する酵素であるIDH3の発現が上昇し、細胞内のα-ケトグルタル酸が増加することが明らかとなった。α-ケトグルタル酸の上昇は、ヒストン脱メチル化酵素であるKDM4Aを活性化し、解糖系遺伝子上のヒストン脱メチル化を促進することを見出した。これにより、解糖系遺伝子の発現が上昇し、糖代謝が亢進し、脂肪が蓄えられることが示唆された。これらの結果は脂肪細胞の分化過程において、代謝がエピゲノムを制御することを示唆する。
すべて 2016 2015 2014 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 1件) 備考 (3件)
Nat Commun
巻: 6 号: 1 ページ: 1-14
10.1038/ncomms8052
Molecular Cell
巻: 60 号: 4 ページ: 584-596
10.1016/j.molcel.2015.10.025
J Biol Chem
巻: 290 号: 7 ページ: 4163-77
10.1074/jbc.m114.626929
巻: in press
http://www.lsbm.org/news/2015/0512.html
http://www.lsbm.org/news/2015/1225.html
http://www.lsbm.org/news/2014/1226.html