研究課題
若手研究(B)
現代の歯学で除去される歯石には膨大な口腔細菌群の遺伝子情報が保存されている。古人骨の石灰化した歯石でもその中からDNA断片が採取でき衛生状態を復元する貴重な生体試料となる。本研究では京都大学所蔵の縄文人骨から歯石を採取し次世代シークエンサーを用いたDNAメタバーコーディング解析により彼らの口腔内細菌群を群集単位で解析することに成功した。またヒトに近く歯周病モデルとして考えれる霊長類のチンパンジーとレッサースローロリスの口腔細菌叢解析を行い、新種と思われる種の発見を始め、感染経路の一端、生態、食性、年齢などの宿主側と口腔細菌叢の相関モデルも構築することができた。
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Anthropological Science (Japanese Series)
巻: 123 号: 1 ページ: 51-58
10.1537/asj.123.51
130005078078