研究成果の概要 |
我々はマサバおよびゴマサバを飼育する中で、高水温期の細菌感染症による斃死率が各魚種で異なることを見出した。本研究では、マサバーゴマサバ表皮における種間で比較が可能なトランスクリプトーム解析の基盤構築を試みた。3ヶ月齢マサバおよびゴマサバの表皮サンプルをRNA-seqに供し、71,072のマサバコンティグ、52,530のゴマサバコンティグを取得した。さらに、両種のコンティグ配列をreciprocal best matchに供し、両種オーソログとして13,875コンティグを得た。このリストを用いて遺伝子発現解析を行い、両種間で発現量に差のあった遺伝子リストには免疫関連のパスウェイ等が確認された。
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