研究課題/領域番号 |
26850184
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
井澤 武史 大阪府立大学, 生命環境科学研究科(系), 准教授 (20580369)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 慢性肝疾患 / 鉄代謝 / 肝硬変 / 代謝性疾患 / 炎症 / 鉄過剰 / マクロファージ / 線維化 / 鉄代謝障害 |
研究成果の概要 |
慢性肝疾患において,鉄過剰は病態を悪化させるリスクファクターと考えられているが,そのメカニズムには不明点が多い.本研究では,慢性肝疾患モデルラットの病態進展期において,マクロファージと炎症性サイトカインのバランス障害が鉄代謝障害(鉄過剰症)の発症と関連することを示した.また,化合物誘発性肝硬変モデルラットでは食餌性鉄過剰が肝障害を抑制する一方で,代謝性肝疾患モデルラットでは食餌性鉄過剰が炎症を増悪することを示した.本研究から得られた知見は,複雑な慢性肝疾患の進展メカニズムを理解する上で,有用な基礎的データとなりうる.
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