研究課題
若手研究(B)
犬の脊髄損傷症例において血中pNF-H濃度は発症から約1週間で上昇し、予後判定に用いるバイオマーカーとして有用であった。一方、急性期においては、GFAPが特異度の高い予後判定因子になりうる可能性を見出した。犬における血中pNF-Hの半減期は約190分であり、発症後に上昇し、血中濃度が維持されることは、中枢からの継続的な漏出を示唆すると考えられ、血中pNF-H濃度をモニタリングすることで脊髄損傷の病態を把握することで、術後管理やリハビリテーションにおける治療指針となることが期待できる。現在、犬pNF-H測定系を独自に開発しており、将来的な臨床応用を目指す。
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