研究課題
若手研究(B)
本研究は、マウスにおいて心地よい触覚を感知する知覚神経であると報告されているMrgprB4陽性後根神経節神経がどのように触覚を感知しているのかを明らかにすることを目的としている。低張圧の細胞外液を適用し、細胞を膨化させる方法で機械刺激を行った時の細胞内カルシウム濃度変化を測定した。すると、低張圧の細胞外液の適用により、細胞内カルシウム濃度の上昇が確認された。この反応はPiezoチャネルの阻害薬で阻害された。免疫染色によってもMrgprB4陽性神経においてPiezo2チャネルの発現が示された。よって、分離MrgprB4陽性神経においてPiezo2チャネルが機能的に働く可能性が示唆された。
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