研究課題/領域番号 |
26860046
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
大西 浩之 金城学院大学, 薬学部, 助教 (90523316)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | HGF-β / HGF / Mannose receptor / IL-10 / IL-4 / STAT3 / 肝細胞増殖因子 / マンノース受容体 / M2マクロファージ |
研究成果の概要 |
肝細胞増殖因子(HGF)は傷害に応じてその産生が高まる一方で、炎症性細胞由来のプロテアーゼに消化されHGFβ鎖(HGF-β)を生じる。本研究では、HGF-βがマンノース受容体(MR)を介して、マクロファージ(Mφ)からのIL-10産生をIL-4依存的に高めることを明らかにした。HGF-βはJAKタンパク質の活性化を高めSTAT3チロシンリン酸化を増強するほか、p44/p42 MAPKの活性化亢進を介したSTAT3セリンリン酸化によりSTAT3の核内移行を助けることでIL-10産生を誘導した。本研究の結果、HGF-βはMφに作用し、IL-10産生を介して炎症制御をもたらす可能性が示唆された。
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