研究課題/領域番号 |
26860060
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬理系薬学
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
福居 顕文 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60725307)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | アスピリン / 小腸粘膜傷害 / タイトジャンクション / 酸化ストレス / ミトコンドリア / 低用量アスピリン |
研究成果の概要 |
高齢化社会に伴い、脳・心血管イベント二次予防に低用量アスピリンが長期処方されるようになった。一方、アスピリンは、副作用として胃だけでなく小腸粘膜にも傷害を生じることがわかり、大きな臨床的問題となっている。我々は、アスピリンが小腸上皮細胞内のミトコンドリアで活性酸素を生じ、細胞と細胞とを接着させる役割を持っている装置のうちのひとつであるタイトジャンクションに酸化修飾をひき起こすことにより、腸管粘膜の透過性が亢進する機序を本研究を通して解明した。また、本研究で得られた知見を元に、既存の実臨床で広く用いられる安全性の確立した抗酸化作用を有する薬剤を用いて、新たな「腸薬」の可能性を探った。
|