研究課題/領域番号 |
26860105
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
横大路 智治 広島大学, 医歯薬保健学研究院(薬), 准教授 (70389120)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 食物アレルゲン / 消化管吸収 / 非ステロイド性抗炎症薬 / 運動負荷 / 感作 / エンドサイトーシス / 細胞感間輸送 / 細胞間隙輸送 / 食物アレルギー / アスピリン / マスト細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、食物アレルゲンの消化管吸収と感作におよぼす運動負荷とアスピリンの影響について解明することを試みた。その結果、アレルゲンに感作した際には正常時よりもアレルゲンの吸収が増加し、アスピリンを処置した時には細胞間隙輸送を介した吸収がさらに増加することで、重篤なアナフィラキシー症状が惹起されルことを明らかにした。一方で、クロモグリク酸ナトリウムはマスト細胞依存的なアレルゲンの吸収を抑制し、アレルギー症状の誘発を抑制することが示された。さらに、アスピリンは臨床投与量で食物アレルゲンの感作を増加させた。これらの結果は、FDEIAの病態解明や新たな予防法・治療法の開発につながるものと期待される。
|