研究課題
若手研究(B)
本研究は骨から分泌される因子が身体に及ぼす作用、またその作用が性別や年齢、健康状態等と連関するかを調べることを目指した。その結果、骨を構成する細胞の一つである骨芽細胞が産生するIgf1タンパク質が、培養細胞に神経突起を伸ばす作用を示すことを見出した。次にIgf1がマウスの身体の中で神経系に影響を及ぼすかどうかを調べるために、骨芽細胞からIgf1を産生できない遺伝子改変マウスの作成と、骨の中の神経走行を蛍光タンパク質により可視化する実験系の確立を進めた。今後の研究で生体内の骨芽細胞が分泌するIgf1が神経系へ作用するかを調べ、その作用が性別や年齢、健康状態等と関係するかを明らかにする必要がある。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)
Biochem Biophys Res Commun.
巻: 463 号: 4 ページ: 1284-90
10.1016/j.bbrc.2015.06.105
Sci Rep
巻: 5 号: 1 ページ: 10722-10722
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